harumilionの日記

育児に向いていない2児の母の40代の記録

キラキラしていない育児

いよいよ今日で平日自由も最後。

今日は1社目の同期と5年ぶりくらいにランチ。その後映画を観よう。

子供たちを保育園に預けた後の自由な時間。もうしばらく味わえないね。

 

私の20代の頃の未来には、結婚・出産なんてなかった。

そして30歳になったら女の人生なんて終わると思っていた。

一人暮らしを大満喫していて、自由が奪われることが恐怖だった。歳を取ることも。

 

自分の時間がなくなり、恋愛相手だったはずの相手が家族になってトキメキがなくなり、絶対自分に向いていないであろう育児に疲れ、身なりもボロボロの母親になるのは嫌だ、

でも、

結婚しないと「結婚できない女」というレッテルを張られ、親やまわりからのプレッシャーが鬱陶しい、そして若いうちはいいけど歳を取ったときに寂しくなり、孤独死する危険性がある、

などなど、もやもやと悩んでいましたよ。20代終盤。

そんなことを前のブログでは綴っていた。

 

それが、たまたま私と結婚する蛇の道を選ぶような変わった男と出会い、私は自分が結婚したいのかしたくないのかはっきりしないまま31歳で結婚し(今思えば、なんだかんだ言ってしたかったのかもしれない)、34歳で子供を産んだ。

昔から、結婚はしたくないけどいつか子供は欲しいと思っていた。

出産に関しては、決して安産ではなく子供の命が危なかったけど、まーこの話は置いておいて、37歳で2人目を産んだ。

 

…こうして書くとまるで順風満帆の人生みたいに見えるな。

まー そうなんだろうな。私のもやもやなんて贅沢な戯言に違いない。

 

結婚は、思っていたより悪くなかった。相手によるのだろうが、あまり自由は失われなかった。そして、ダンナは家計のことや家事を進んでやってくれるので、むしろ私は生活が楽になった。

子供の方は、予想はしていたけど革命だった。

生活が一転した。

今思い出しても赤ちゃんとの生活は壮絶。特に2人目の夜泣きが地獄だった。

その頃を思えば今はだいぶ楽になったのかもしれないけど、やっぱり、大変。

育児の何がいちばん辛いって、何一つ自分のペースでできないこと。相手に何を言っても通じないこと。

私にとって、自分の時間がないとか、やりたいことができないとか、そういうのが最もきつい。

みんなそうか。

そんなとき、芸能人とか読者モデルとかまわりの友達とかの、当然のように自分より子供を優先している姿を見ると、私って母親としてダメなのかも、と思ってしまう。

雑誌やらSNSやらは見せかけで、実際にはボロボロのこともあるんだろうけど、なんか眩しいよね、キラキラ育児。

私の育児は全くもってキラキラしていないから。

子育てって、もちろん楽しいこともたくさんあるけど、その3倍は辛いことの方が多い。

子供は可愛いし、産んでよかったと思ってるけど、本気で憎らしい時もあれば、虐待まではいかなくても怒鳴ったり手を出しそうになることもある。

そして自己嫌悪に陥る。終わりが見えない。

自分に子供ができれば自然と子供が全てになるのかなと思っていたけど、そうでもなかった。

全然、自分が消えない。

もし私か子供かどちらかしか命が助からないということになったら、迷わず子供を助ける。それは絶対。

でも、生きていて自分の人生もまだ続く状況だと、つい自分を優先したくなってしまう。そのことが、母親として悪いことのように思えてしまう。

 

それでも、自分を犠牲にして子供のために全てを捧げても、それはそれで良くないよね。親にとっても子供にとっても。

自分が幸せじゃないと自分以外の人間なんて幸せにできないと思うし。

 

そうやって、自分を正当化しつつ罪悪感を覚えつつ、育児は続く。

ママタレやママモデルのようなキラキラ育児は幻想です。

いっそのこと私も別人になりすましてキラキラ育児インスタでもやろうかな。

実は世の中のそういうインスタも中の人は私みたいなのばっかだったりするのかな~

違うか。

f:id:harumilion:20200124174048j:plain

三浦半島のソレイユの丘というところに行った。なかなかよかった。